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「TOSIN 世界の住まい?MEMO?」

sekasuma 取材ブログ

撮影現地からsekasuma取材の「生」をブログでお届けいたします。
LA 4月7日 第3話 頭で創った日本建築
2008年06月04日
アメリカ合衆国
ギャンブルハウスの全景

 パサデナ(Pasadena)はロスアンゼルスから東北に15に位置するバラと芸術の街です。毎年1月1日に開催されるアメリカンフットボール「ローズボウル」(Rose Bowl)は世界的なイベントです。芸術に関しては「ギャンブル・ハウス」(Gamble House)が有名です。キャンブルは「賭け」の意味ではありません。有名人の苗字です。P&G(プロクター&ギャンブル)という世界最大の洗剤・家庭用品・衛生用品・ヘアケア製品・化粧品のメイカーです。
  共同創始者のギャンブル家の避寒家として建てられたのがこのギャンブル・ハウスです。
設計したのは、19世紀後半に世界的に流行したアート&クラフト運動(*)をアメリカ建築に取り入れたグリーン兄弟( Charles & Henry Greene)です。アメリカではあの落水荘のフランク・ロイド・ライト(Frank Lloyd Wright)と並び称せられる偉大な建築家です。

くぎを使わずに作った日本式階段

 両者に共通しているのは、伝統的日本建築を随所に取り入れたところになります。ライトは日本に来て実際に日本建築を見聞きしただけでなく、遠藤新(**)などの日本人弟子を多く抱えていました。これに対して グリーン兄弟は日本に来たことはなく、ましてや日本人弟子もいません。ボストンで開催された万博に出展された日本建築から学んだのです。また、世界を慢遊したギャンブル家の人々からの見聞により、このギャンブル・ハウスを作り上げたのです。
 さらに、家具・装飾・ステンドグラスなど随所に日本建築の要素をみることができます。また、釘を一切使用していません。各部屋は「刀の柄」のように伝統的日本の象徴をテーマにしています。

インタビューに応じるボスレーさん。
 現在 この館の館長はエドワード・ボスレー(Edward Bosley)さんです。バークレーの芸術学部を卒業後、UCLAでMBAを取得し、芸術建物の専門家です。彼は2011年に日本でグリーン兄弟の美術・工芸作品の展示会を開催したいと夢を語ってくれました。  最後に、映画フアンには耳よりな情報:ギャンブル・ハウスは「バック・トウ・ザ。フイチャー」のドクの家として撮影されました。


*イギリスに最初に興った芸術運動。機械文明に抵抗し、芸術における手仕事の重要性、実用できる工芸の社会性を強調する。ウイリアム・モーリスが指導的役割を果たす。

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