教授によると、オックスフォードには2種類の家があるそうです。第1は 本の重さで倒れる家、第2は本が柱の役目をして崩れない家。本が家の中心となっているのはさすがオックスフォードです。
クラーク教授の経歴がおもしろい。アバデーン大学(Aberdeen)とサセックス大学(Sussex)で数学を学びました。30年にわたり原子力研究所で経理を担当してきました。52歳の時、オックスフォード大学で「建築の歴史」を学びました。そして、「地域建築学」という講座を新設し、教授に就任したのです。年齢を無視した向学心には脱帽します。
クラークさん自身に邸宅を分析して貰いましょう。
「この家は1750年から1850年間に オックスフォードに集中的に建てられた典型的なジョウージアン・スタイルの家です。 建物の前後の両方にも庭があります。単純肉体労働者階級の人々は裏庭のある家に住んでいました。前にはがあるのは 大工・店長などの職人や零細企業の経営者が住んでいました。
16年前にこの家に引っ越してきました。前のオーナーは装飾専門家でしたので、カーテン・カーペット・壁紙・ペンキなどの内装を全く新しくする必要がありませんでした。16年間に少しづつこの家に合う家具とかアンテーク品を揃えていきました。日本に旅行した時に買った「銀閣寺」の模型もあります。モダーンなものはこの家には似合いません。この家はまだ政府が保存物として指定しているわけではありませんが、私は保存する義務でこの家で暮らしています。」

